楽しみにしていた新米、炊いてみたらべちゃべちゃだったなんて本当にがっかりですよね。
このページでは、新米がべちゃべちゃになるのはなぜなのか、美味しく炊くためにはどうしたらいいのかについて詳しく解説します。
そのままでは残念なべちゃべちゃしたご飯を活用するアレンジ方法も紹介するので、最後までチェックしてください。
新米がベチャベチャになる原因は?
新米がベチャベチャになる原因は、ズバリ水分です。
新米は、お米自体にまだ水分が多く残っている状態で、去年のお米と比較しても見た目から違いますよね。
乾燥しきった古いお米と、収穫して間もない瑞々しい新米とでは、美味しく炊くために必要な水分量が異なるのです。
新米に切り替わる前のお米は収穫から1年ほど経過しており、水分を吸収しにくい状態になっています。
新米はまだ生まれたてで、人間でいえば赤ちゃんのようなもの。去年のお米と比較して、新米はお米自体に水分が残っているうえに、外からの水分も吸収しやすい状態なのです。
そのような新米に古いお米と同様の水加減をしてしまうと、水分が多すぎてベチャベチャのご飯に炊きあがってしまいます。
新米を美味しく炊くコツ
新米を美味しく炊くには、水加減をいつもよりやや少なめにするのがコツです。
お米はしっかりとすりきりで計量して、水は炊飯器の通常メモリより1mm程度少なめの水加減で炊いてみます。その炊きあがりを見て、水加減を調節していきましょう。
お米をお水に浸す時間は、15分から20分ほど。古いお米であれば30分から1時間ほどじっくり浸したほうがいいのですが、新米の場合は洗米後、ザルにあげた状態で浸水させても十分です。
炊飯器によっては新米を美味しく炊くための「新米モード」がありますが、「新米モード」がない場合は早炊きで試してみるのもおすすめです。
基本的な炊き方は、炊飯器の説明書に従うのが一番です。
ご飯べちゃべちゃどうする?7つのアレンジ方法
炊飯すると軽くベタつくくらいのべちゃべちゃ加減であれば、電子レンジでラップをせずにチンして水分を飛ばす方法もあります。それでもベチャベチャする場合は、ほかのアレンジを考えましょう。
ここでは以下の7つのアレンジレシピを紹介します。
- おかゆ
- リゾット
- 団子
- ピザ風
- お好み焼き風
- おせんべい風
- ライスコロッケ
おかゆ
水分の多いご飯はおかゆにもしやすいので、朝粥などを楽しむといいでしょう。
水を足すだけでなく、和風出汁や中華風出汁で味付けしたり、具材を入れたりしてもいいですね。
リゾット
牛乳やチーズ、トマト、ベーコン等を使用して洋風のリゾットにすれば、おかゆとはまた違った風味を楽しめます。
味付けも、コンソメやトマト風味、カレー風味など、お好みに応じて様々にアレンジ可能です。
団子
べったりとしたご飯であれば、団子状にして別の料理に活用する方法もあります。
例えば秋田名物のきりたんぽ鍋は、ご存知でしょうか。
きりたんぽは、すりつぶしたご飯を木の棒を包むように成形して焼いたもの。
木の棒などがなくても、団子状にまるめて焼き、きりたんぽ風鍋にしてもいいでしょう。べたついたご飯を使えば家庭でも簡単にできます。
軽く焼き目をつけると、香ばしさもあり、熱々をお茶漬けにして楽しむのもいいですね。
たこ焼き器で団子状に焼いて焼きおにぎり風にするのもあり。その場合は、中にチーズを入れるのもおすすめです。
ピザ風
ベチャベチャのお米を薄く伸ばして、ピザ生地の代わりにしてみてはいかがでしょうか。
水分が多すぎるときは、小麦粉や片栗粉を加えて硬さを調整すればOKです。
トマトソースやカレーをソースにして、お好みの具材を自由にトッピングできます。
お好み焼き風
関西風のお好み焼きに、べちゃべちゃになったご飯を少しずつ混ぜる方法もあります。
小麦粉の量を減らして、ご飯のべちゃべちゃ加減に応じて生地を調節しましょう。
ボリューム満点のお好み焼きに仕上がります。
おせんべい風
べちゃべちゃご飯を薄く平らに伸ばして電子レンジで数分チンすると、おせんべい風になります。
薄く伸ばす前に味付けをしたり、ごまや青のり等を混ぜたり、伸ばしたご飯に粉チーズを振ったりしてもいいでしょう。
ちょっとしたおつまみ感覚で楽しめます。
ライスコロッケ
ちょっと手間がかかりますが、ライスコロッケにすれば、べちゃべちゃした食感も活かせます。
ホワイトソースやトマトソース、カレーなどを混ぜてのアレンジも可能です。
新米は水加減に注意して美味しく食べよう!
新米は水分が多く、吸水もしやすいので、初めて炊くときは水加減を少なめにしてみて、そこから調節していくと失敗を防げます。
炊飯器の新米モードや早炊きモードがある場合は、説明書通りに活用してみましょう。
べちゃべちゃご飯になってしまってもアレンジ方法は複数ありますが、せっかくの新米です。正しい炊き方を身につけて、美味しくいただきたいですね。
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