無添加ドッグフードとは?本気で愛犬の健康を守るごはんの選び方を徹底解説!

家族の一員である愛犬に1日でも長く健康に生きてもらうためにも、ごはん選びは重要です。

そこで今注目を集めているのが無添加ドッグフードです。

余計なものは使用せずに、わんちゃんの体によいものだけにこだわって作られた優しいごはんです。

今回はそんな無添加ドッグフードの特徴や選び方をご紹介します

目次

無添加ドッグフードとは?

そもそも無添加ドッグフードとはどのようなものを指すのでしょうか。

無添加ドッグフードの特徴を確認しておきましょう。

無添加とは?

無添加とは、食品を作る際、全ての工程で保存料や着色料などの添加物を使用していないことを指します。

添加物を過剰摂取すると、消化器官や代謝などに悪影響を及ぼし、疾患のリスクが高まりかねません。

これは人間の食べ物に限った話ではなく、ドッグフードやわんちゃん用のおやつに含まれる添加物にも当てはまります。中には発がんリスクが懸念されるものも少なくありません。

そのため、人間と等しく大切な家族である愛犬の健康を考え、より高い安全性が期待できる無添加ドッグフードを求める飼い主さんが増えています

ドッグフードに好ましくない添加物

ドッグフードに添加物を入れる理由として、下記の4つがあげられます。

  • 栄養補給
  • 加工
  • 食欲促進
  • 腐敗防止

栄養バランスを整えるために、添加物を使ってビタミンやカルシウムなどのミネラルを補給できるようにすることは珍しくはありません。

また、肉のつなぎとして粘着安定剤を使ったり、わんちゃんが「食べたい」と思えるように風味として香料を加えたりする場合もあります。

さらに、賞味期限を長くするためには、保存料や酸化防止剤の添加が必要です。

このように、通常のドッグフードには品質を保つ目的で添加物が使われます。しかし、添加物の中には、下記のように好ましくない種類もあるので注意しましょう。

  • エトキシキン
  • ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
  • ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)

まず、エトキシキンは皮膚炎や発がんのリスクがあるので、日本では使用を禁止されている添加物です。

稀に外国産の安いドッグフードに使われている場合があるので、成分表を確認して『エトキシキン』の文字があったら、すぐに使用を止めましょう。

ブチルヒドロキシアニソールは、ガソリンの酸化防止に使われるほど強力な酸化防止剤で、マウスによる実験では死亡が確認されたという報告もある危険度の高い添加物です。

ジブチルヒドロキシトルエンも、ブチルヒドロキシアニソール同様に危険性の高い添加物として懸念されています。

ほかにも、わんちゃんにとって健康を損なうリスクがある添加物は多くあるので、購入する際に原材料や成分表をしっかり確認しましょう

無添加ドッグフードとオーガニックドックフードの違いは?

無添加ドッグフードとオーガニックドッグフードの違いは、原材料と製造工程にあります。

無添加ドッグフードは、全ての製造工程で化学調味料や保存料などの添加物を配合しないもの、一方オーガニックドッグフードは、原材料に化学薬品を使っていないものを指します。

例えば原材料に人参を使っている場合、その人参が肥料も含めて無農薬で育てられたものなら、それはオーガニックドッグフードです。

特にオーガニックドッグフードの基準は厳しく、パッケージに表記するためには、日本農林規格(JAS)から認定してもらわなくてはいけません。

その分値段が高く、無添加ドッグフードの価格帯が1,000〜2,000円台なのに対して、オーガニックドッグフードは4,000〜5,000円台のものが多い傾向にあります。

無添加ドッグフードの選び方

愛犬に対する健康志向が高まっている昨今では、さまざまなペットフードメーカーが無添加ドッグフードを展開しています。

そこで、無添加ドッグフードを選ぶときのポイントをご紹介しましょう。

完全な無添加ドックフード

実は、無添加ドッグフードは、人工添加物のみを使用していない場合でも「無添加」を謳えます。

発がん性などの危険性が懸念されているのは、化学合成によって作られる人工添加物のみで、植物や微生物などの自然素材から作られる天然添加物は当てはまりません。天然添加物の例として、野菜の色素から抽出した天然着色料などがあげられます。

しかし、中にはそうした天然添加物も使わない完全無添加のドッグフードも存在します。

完全無添加ドッグフードのメリットは、素材そのものの味を楽しめることでしょう。素材の美味しさが詰め込まれているので、通常のドッグフードでは食いつきがよくないわんちゃんにおすすめです。

高品質な肉や魚を使用している

無添加ドッグフードには、味を調整する香料なども入っていないので、品質がよくない肉や魚を使っているとわんちゃんの口にも合わない可能性があります。

外国産の肉や魚を使用しているフードは避けて、国産の新鮮な生肉などの食材を使っているものを選びましょう。

愛犬の体質に合う

毎日食べるごはんだからこそ、愛犬の悩みや体質との相性は非常に重要です。人間にもすぐお腹を壊す人がいるように、消化器官が弱いわんちゃんもいます。

そこでおすすめなのが、グレインフリーの無添加ドッグフードです。グレインとは、小麦などのイネ科の穀類のことで、グレインフリーはそうしたイネ科の食材を使っていないものを指します。

小麦タンパクであるグルテンを含まないグルテンフリーとは違い、小麦そのものを含んでいません。

小麦などを含まない代わりに、鶏肉などの消化のよい動物性タンパク質が豊富なので、腸内トラブルの改善が期待できます。

ヒューマングレードにも注目する

ドッグフードの品質管理は、人間が口にする食品に比べて低い傾向にあります。

「愛犬も家族なのだから同じくらい安全なものを食べてほしい」という人におすすめなのが、ヒューマングレードの無添加ドッグフードです。

ヒューマングレードとは、人間の食品と同じ品質管理で作られたものをいいます。人間でも食べられるほどの安全性の高さが魅力です。

ただし、基準が明確に決まっていないので、メーカーの判断で表記できる点には注意する必要があります。パッケージに「ヒューマングレード」の記載があっても、即買いは避けましょう。

ヒューマングレードのドッグフードを選ぶうえで、無添加であることはもちろん、低温調理されていること、動物性原料をメインに使っていること、流通経路がはっきりしていることを確認することが大切です。

購入のしやすさも大切

ストックを切らさないように、購入がしやすいことも重要な要素でしょう。通販やペットショップなどで気軽に購入できるものなら、「ストックを買い忘れてしまった」という場合にも安心です。

また、購入のしやすさにおいてはランニングコストもチェックしておきましょう。無添加ドッグフードはオーガニックドッグフードに比べて安価とはいえ、通常のドッグフードに比べるとやや高いものが多い傾向にあります。

わんちゃんによって1日に食べる量は異なるので、1袋でどのくらいもつのか、1カ月当たりいくらくらいかかるのかを計算しておきましょう。

無添加ドッグフードを保存するときの注意点

無添加ドッグフードには保存料が含まれていないので、品質を保つためにも保存方法に注意が必要です。

密封して光を避ける

開封後の無添加ドッグフードは、密閉容器に入れて直射日光の当たらない場所で保管しましょう。

無添加ドッグフードには酸化防止剤が入っていないため、窓の近くなど日の当たる場所に置くと、密閉容器に入れても熱による酸化が進んでしまいます。風通しのよい涼しい場所がおすすめです。

ただし、冷蔵庫に入れると結露によってカビが発生してしまう場合があるので注意しましょう。

ドライフードの保存方法

ドライフードの場合は、小分けでの保存がおすすめです。大袋入りで包装されている場合が多いので、そのまま保存すると、ごはんを器に盛るたびに空気に触れてしまいます。

酸化防止剤を使っていない無添加ドッグフードの品質を守るためには、なるべく空気に触れさせないことが大切です。開封したらすぐに小分けにして、それぞれを使い切りにすれば、空気との接触を最小限にできます。

また、乾燥しているドライフードは湿気に弱いので、高温多湿を避けた場所で保管しましょう。

ウェットフードの保存方法

ウェットフードの場合は、1食ずつ個包装されているタイプが多い傾向にありますが、わんちゃんに食欲がなかったり、もともと小食だったりする場合には冷蔵庫や冷凍庫での保存がおすすめです。

食べかけのフードは密閉容器に移し替えて、2〜3日以内に食べきれるなら冷蔵庫、それ以上かかりそうなら冷凍庫で保管しましょう。

冷凍庫に入れた場合は、フードが人肌に温まるまでぬるま湯に浸けて解凍させます。また、冷蔵庫保存の場合には、2〜3日以内の場合でも異臭がしたら食べさせないようにしましょう。

無添加ドッグフードに関するよくある質問

認知度が高くなっているとはいえ、今まで通常のドッグフードを購入してきた人にとっては、無添加ドッグフードについては分からないことが多いのではないでしょうか。

そこで、無添加ドッグフードに関するよくある質問とその回答をご紹介します。

無添加ドッグフードに替えると涙やけは改善する?

涙やけの改善とまではいかなくとも、悪化防止の効果は期待できます。

無添加ドッグフードには余計な添加物が含まれていない分、胃腸への負担も軽減されるので、涙やけが治らないときは無添加ドッグフードに替えてみるのも一つの手段です。

ただし、医学的治療効果はないので動物病院で獣医師の診察を受けたうえで、あくまでも改善のサポートアイテムとして活用しましょう。

無添加ドッグフードでアレルギーを改善できる?

アレルギーそのものをなくすのではなく、アレルギー症状の改善は可能です。

実際に通常のドッグフードからアレルゲンの少ない無添加ドッグフードに替えたことでアレルギー症状が改善した例が多く報告されています。

同じ食材が使われていても、品質の違いによってアレルギーを引き起こさなかったというケースもあるので、アレルギー対策としても無添加ドッグフードはおすすめです。

なぜ賞味期限が短いの?

保存料や酸化防止剤が入っていないためです。通常のドッグフードは保存料や酸化防止剤が入っているので、油脂などが入っていても長期間保存できます。特にドライフードであれば、1年程度もつものがほとんどです。

しかし、無添加ドッグフードの場合は保存料などが入っていない分、1カ月半程度しかもたないものが多いので、注意しましょう。

まとめ

愛犬は人間と同等の家族だからこそ、健康を管理することで長生きしてほしいと飼い主さんは考えるでしょう。なるべく長い時間を一緒に生活していくためには、食事にも配慮が必要です。

添加物は長期保管や加工などのために使われますが、中には健康を損なうものも少なくありません。

少しでも疾病のリスクを下げるためにも、無添加ドッグフードを検討してはいかがでしょうか。

アースファミリーYouTubeで国産・無添加ドッグフードをご紹介中

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