食品添加物とは?
食品衛生法では、「食品添加物とは食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの」と定義されています。
具体的には保存料や甘味料、着色料、香料などのことです。
食品添加物の種類は4つ
食品添加物は、食品衛生法により4つに分類されています。
1.指定添加物
指定添加物は、厚生労働大臣が使用してよいと定めた食品添加物です(食品衛生法12条に基づく)。化学合成品や天然添加物など製造方法の違いに関係なく、厚生労働大臣が安全性や有効性を確認できた添加物を指定しています。
指定添加物に認められたものは「指定添加物リスト」に記載されています。
2.既存添加物
既存添加物は、日本において長く食べられてきた歴史(食経験)がある添加物に対して、例外的に使用・販売を認められている食品添加物です。
既存添加物に指定されたものは「既存添加物名簿」に記載されています。
3.天然香料
天然香料は、動物や植物などから得られる天然の物質で、食品に香りを付ける目的で使用される食品添加物です。
「天然香料基原物質リスト」に記載されており、イチゴやカニなどなじみのある食品が記載されています。
食品表示をする際には、天然香料の名とともに「香料」の文字を記載することが定められています。(例 イチゴ(香料))
4.一般飲食物添加物
一般飲食物添加物は「一般に食品として飲食に供されているもので添加物として使用されるもの」(食品衛生法12条)と定められています。
一般飲食物添加物は「一般飲食物添加物リスト」に記載されています。
食品添加物の役割は?
食品添加物は、さまざまな目的によって使用されています。
・食品の加工に必要不可欠なもの・・・凝固剤、消泡剤、かんすい、活性炭など
・食品の品質を良くするもの・・・着色料、香料、発色剤、甘味料、乳化剤など
・食品の保存性を高めるもの・・・保存料、酸化防止剤、殺菌料、防カビ剤など
・食品の栄養成分を高めるもの・・・ビタミン、ミネラル、アミノ酸など
食品添加物は、現代の食品流通が活発になった食品市場で大きな役割を果たしています。
特に「保存性」に関しては、日常で便利だと感じることも多いのではないでしょうか。
通常1日で品質が落ちてしまうパンなども、食品添加物によって日持ちが向上しいつでも美味しいパンを食べられるようになりました。
このように食品添加物は、わたしたちの暮らしや食生活を豊かにする1つのアイテムだといえるでしょう。
食品添加物のデメリット(危険性)
食品添加物は便利な一方で、「健康に悪いのではないか」「アレルギー反応や発がん性があるのではないか」と感じる方も多いかと思います。
国で定められている基準値などを交えて、食品添加物の危険性について解説します。
食品添加物の使用基準について
食品添加物の使用基準は食品衛生法によって定められています。
厳しい基準をクリアし、安全性を確認できたものに使用許可が認められているのです。
食品添加物の認定を受けるためには、ラットによる動物実験を行います。
その際に、発がん性試験や次世代試験(子どもが正常に生まれるか、奇形などは見られないか)、アレルギー試験などさまざまな視点から安全性を確認します。
そしてその結果から健康に害のない安全である1日の摂取量を求め、さらにその1/100の量を「一日摂取許容量(ADI)」として定めています。
食品添加物の発がん性について
食品で発がん性があるものは2種類に分けられます。「少量でがん発症リスクが高まるもの」と「一定量を摂取しない限りがん発症リスクは高まらないもの」です。
少量でがん発症のリスクを高まるものに対しては、法律で販売が禁止されています。
食品添加物は、ある一定量を摂取しない限りがん発症リスクは高まらないものに当てはまり、食品に使われる食品添加物の量もごくわずかです。
このことからも、過剰に摂取しない限りはがん発症のリスクは高まらないと考えられています。
日常生活で食品添加物をどのくらい摂取しているの?
厚生労働省が調査したデータによると、ほとんどの食品添加物でわたしたちの摂取量は、1日摂取許容量の1%未満であることが分かっています。
厳しい基準で定められた数値のさらに1%の量であり、これまでも安全性で問題がおこったことはありません。
まとめ
食品添加物は、わたしたちの生活には欠かせないものです。
どれも厚生労働省が安全性、有効性、必要性が認められたものに使用が許可されています。
わたしたちの生活を便利で豊かにしてくれる食品添加物。わざわざ多く摂取する必要はないですが、健康面が気になる方も、普段から食品添加物を過剰に気にする必要はないでしょう。
食品添加物の正しい知識を持った上で、自分が納得できる食品を選び、食事を楽しめるといいですね。
はじめに
当サイトに記載されている情報は、食品添加物の研究をされている
情報をお伝えするにあたり、食品添加物の研究開発に携わり、医薬品、食品添加物等の
安全性を長年、研究されてきた、小薮 浩二郎先生の著書を用いてお伝えさせていただきます。
アースファミリーの店頭に並んでいる食品も小薮先生に調査をしていただき、安全・安心な食品を皆様にお届けできている環境です
食品添加物とは
実はこの質問に明快にお答えすることが難しい。
食品衛生法4条の②に食品添加物の定義らしきものが書いてあります。
「この法律(食品衛生法)で添加物とは、食品の製造過程において、
または食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、湿潤その他の方法によって
使用するものをいう」
この条文を読んで、添加物とは何かわかりますか?
この条文によりますと小麦粉、砂糖なども添加物になってしまいます。
別の条文では、
「人に危害を加える、または与える恐れがある食品や添加物は使用してはならない。」
と規定されています。それでもわかりませんね。
化学反応を利用して作ったものは添加物であるはずなのですが、必ずしもそうではないようです。
分かっているようで分からないのが添加物だとも言えます。
(この点については、今後の動画で)
また、厚生労働省のHPにも掲載はされていますが、
具体的に理解を深めるにしても、なかなか、難しいのが現状です。
以上、食品添加物とは?でした。
お知らせ
最後にお知らせです。
食品添加物は日常の食事でほぼ毎日、皆さんの身体に入ってます。
そしてその添加物がどのような健康被害が発生するかは予測ができません。
アースファミリーチャンネルでは少しでも、添加物についての理解を深めてもらい、
日常の食事が「安全・安心なもの」をモットーに
そして、各家庭の食卓に添加物が減ることを一つの目標にして、
啓蒙活動をしています。
これからも宜しくお願い致します。
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