食育情報

人工甘味料とは?メリットや安全性も詳しく解説

2021年3月8日

近年「人工甘味料」は、加工品などの食品表示シールでよく目にする身近なモノになりました。しかし人工甘味料とは何で作られ、体にどんな影響をあたえるのか、知らない人も多いかと思います。
今回は人工甘味料とは何なのか、メリット、安全性について解説します。
人工甘味料についての正しい知識を持ち、食品を選ぶ際の参考にしてください。

人工甘味料とは

人工甘味料とは、「甘みをつける目的」のために使用される食品添加物です。
人工甘味料は、本来自然界に存在しない化学合成で作っており「合成甘味料」と「糖アルコール」の2つに分類されます。

人工甘味料の代表的な例は「アスパルテーム」「スクラロース」「アセスルファムカリウム(アセスルファムK)」「サッカリン(およびそのナトリウム塩とカルシウム塩)」などです。

人工甘味料の3つのメリット

人工甘味料には、広く使われるようになった理由があります。
以下に人工甘味料のメリットを3つご紹介します。

少量で甘みを感じられる

人工甘味料は砂糖の200〜700倍の甘みを持っています。
種類によっても異なりますが、どの人工甘味料も少量で甘みを感じられるようになっています。
少量で良いため、カロリーを抑えることができたり、安価で甘く美味しい商品が作れるようになりました。
「カロリーオフ」や「糖質オフ」の商品には必ずと言ってよいほど、人工甘味料が使われているので、一度食品表示シールを確認してみてくださいね。

血糖値が上がりにくい

甘味料の分類は「糖質系甘味料」と「非糖質系甘味料」に分けられます。
お菓子や飲料水によく入っているアスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料は「非糖質系甘味料」です。
血糖値は基本的に糖質を摂取することで上昇します。
そのため砂糖を使うよりも、非糖質系甘味料である人工甘味料を使うほうが血糖値が上がりにくいと言われています。

虫歯になりにくい

虫歯の主な原因は、虫歯菌のエサとなる糖質です。
そのため、糖質を避けることが虫歯予防の1つとなります。
甘いものには糖質である砂糖が含まれていますが、砂糖の代用として非糖質系甘味料である人工甘味料を使うことにより虫歯のリスクを減らすことができます。

人工甘味料の安全性は?

人工甘味料は体によくないと、抵抗を持っている方も多いと思います。
人工甘味料に安全性は確保されているのでしょうか。

人工甘味料は食品添加物として国に認可されている

まずは事実として、「人工甘味料は厚生労働省の使用許可を受けている」ということを知っておきましょう。
人工甘味料の使用基準は食品衛生法によって定められています。
厳しい基準をクリアし、安全性を確認できたものに使用許可が認められているのです。

厚生労働省は、健康に害のない安全である1日の摂取量を求め、さらにその1/100の量を「一日摂取許容量(ADI)」として定めています。

さらに私たちが日常でどのくらいの食品添加物を摂取しているのかという調査も行われています。
その調査によると、ほとんどの食品添加物で「一日摂取許容量(ADI)」の1%未満という結果がでており、数字上はリスク管理がされていると言えます。

長期摂取による影響は未知数

人工甘味料は国に認可されているとはいえ、食べられてきた歴史もまだ浅く、人が長期摂取した場合の影響まで確認できていないのが現実です。
その不安から人工甘味料を避けている方も多いでしょう。

国としては、安全という基準値をだしていますが、それでも不安な方は、普段の買い物から食品表示を確認して人工甘味料を控えることも1つの選択です。

長期摂取以外の観点からも、人工甘味料は特定の疾患を持つ人にとっては重症になってしまったり、規定量を超えて過剰に摂取することで健康に影響がでるものもあり、その危険性についての印象が強くなっているとも言えます。

人工甘味料の過剰摂取は控えよう

人工甘味料の長期的な影響や、過剰に摂取した場合の危険性などから不安に思う気持ちはよくわかります。
しかし、実際には人工甘味料はさまざまな食品に使われており、全く取らずに生活することはかなり難しいです。
現実的には過剰摂取をしないように気をつけることが、一番簡単な人工甘味料に対する安全管理につながります。
人工甘味料について知識を持った上で、食品の取捨選択をしていきましょう。

まとめ

人工甘味料は、自然界に存在しないものから甘みの成分を人工的に作り出したものです。
人工甘味料の登場により、カロリー制限や糖質制限を必要とする人でも甘いものを食べられるようになったり、安価で甘くて美味しい商品がたくさん流通するようになり、わたしたちの生活を豊かにしてくれました。

その一方で、危険性を示唆する意見もあります。
そのため私たちは正しい知識を持ち、自分で食品を選択する必要が生まれています。
この記事がその手助けになれば幸いです。

-食育情報