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酸味料とは?酸味料一覧や酸味料の安全性を解説

健康に気を使っている方が食品を選ぶ時に気になるのが「食品添加物」ですよね。
今回は食品添加物の1つ「酸味料」について解説します。
「酸味料って何?」
「どんな成分なの?」
という疑問を解決し、安心して食品を選べるようにしてください。

酸味料とは

酸味料とは、食品に酸味の調整をする食品添加物です。
主に清涼飲料水や、ジャム、フルーツ缶、漬物、酒類、氷菓などに使用されています。

また酸味料は酸味をつけるだけでなく、pH調整剤や腐敗防止の役割を果たすこともあります。
それは酸味料によって食品のpHが低くなる(酸性になる)ことで、微生物の生育や増殖が抑えられるからです。
酢でつけたマリネが保存食となるように、酸味料は腐敗防止にも役に立っているのです。

酸味料一覧

酸味料にはさまざまな種類があり、その味や特徴から適した食品に使われています。

・アジピン酸
・クエン酸
・クエン酸三ナトリウム
・グルコノデルタラクトン
・グルコン酸
・グルコン酸カリウム
・グルコン酸ナトリウム
・コハク酸
・コハク酸一ナトリウム
・コハク酸二ナトリウム
・酢酸ナトリウム
・DL-酒石酸
・L-酒石酸
・DL-酒石酸ナトリウム
・L-酒石酸ナトリウム
・乳酸
・乳酸ナトリウム
・二酸化炭素(炭酸ガス)
・氷酢酸
・フマル酸
・フマル酸一ナトリウム
・DL-リンゴ酸
・DL-リンゴ酸ナトリウム
・リン酸

主に自然界に含まれるフルーツ系の酸味は「クエン酸やリンゴ酸」、酢の酸味は「酢酸」、発酵食品の酸味は「乳酸や酢酸」が主成分となっています。
これらの成分を人工的に合成したものが酸味料として、さまざまな食品に使われています。
よく使われる酸味料について少し詳しく解説していきます。

クエン酸

クエン酸は自然界にも存在する酸味ですが、酸味料として使うクエン酸は、糖蜜やデンプンを原料として、発酵法で作られています。
フルーツ系の酸味が特徴で、清涼飲料水やジャム、フルーツ缶に使用されています。

L-酒石酸

L-酒石酸は、ぶどう酒製造時の副産物である酒石を原料として製造されます。
渋味を感じる爽快な酸味が特徴で、キャンディーやゼリーに使用されます。
一般的にクエン酸やリンゴ酸と併用して酸味料として使われています。

乳酸

乳酸は、乳酸菌による発酵や体内の糖代謝で生成する酸です。
酸味料として使われている乳酸は、アルデヒド類から製造され、やわらかいコク味とわずかな渋味が特徴です。
漬物や酒類、氷菓に使用されています。

酸味料は一括表示が認められている

酸味料一覧では、あまり見かけない成分が多かったのではないでしょうか。
それは、酸味料の成分は個別に表示をしなくても良いと食品表示法で決められているからです。
実際に食品原材料のラベルを見ても「酸味料」の表示だけで、何を使っているかは表示されていません。
酸味料は単体で効果を発揮するものは少なく、さまざまな成分を組み合わせて使用されていることが多いです。
そのため「酸味料」の表示があった場合には、複数の成分が入っているのだと理解しておくと良いでしょう。

酸味料の安全性について

食品添加物というと「健康的でない」「発がん性があるのでは?」と否定的なイメージがつきまといますよね。
しかし食品添加物は、国の厳しい安全性の基準をクリアし、認められたものだけが食品に使用されているので「安全性に問題はない」との結論がでます。
特に酸味料は一括表示されていてその詳細が見えないので不安に思ってしまいますが、「健康に害を与える心配はない」と考えて大丈夫でしょう。

まとめ

酸味料とは、食品に酸味の調整をする食品添加物です。
味の調整だけでなく、pH調整剤や腐敗防止にも使われている成分もあり、その用途は幅広く、私たちの生活の身近にある食品添加物の「酸味料」。
過剰に摂取する必要はありませんが、安全性の面でも確認がとれているので、食品添加物の正しい知識を持った上で、自分が納得できる食品を選ぶようにしてくださいね。

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