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炭酸ってなに?炭酸の種類や効果についてわかりやすく解説

2021年6月28日

炭酸飲料の口の中で弾けるような刺激は爽快感があって、特に夏に飲みたくなりますよね。
では炭酸とは、一体何からできているのかご存じでしょうか。
この記事では炭酸とはなにか、種類や、炭酸の効果について解説します。

炭酸とは

炭酸とは、二酸化炭素が水に溶けると発生する弱い酸のことです。
化学式では「CO2(二酸化炭素)+H2O(水)→H2CO3(炭酸)」で表されます。
一般的に炭酸は水に溶けた状態でのみ存在するので、炭酸=炭酸水や炭酸飲料として認識されています。
近年では飲料用以外に、炭酸温泉や炭酸スパなど美容面で使用されることも多くなってきました。

天然炭酸と人工炭酸

炭酸には天然炭酸と人工炭酸の2種類があります。
天然炭酸ははじめから炭酸が含まれている湧き水のことで、人工炭酸は人工的に水に二酸化炭素を圧入した炭酸水のことを言います。

日本には天然炭酸が湧き出る場所が一部にしかなく流通量も少ないので、販売されているのは人工炭酸がほとんどです。天然水を使用したり、炭酸の強度の違いがあったりと各メーカーからニーズに合わせた炭酸水が作られています。

ヨーロッパや欧米などの海外では、天然炭酸が湧き出る場所が多く存在します。そのため天然炭酸を販売する大手メーカーもあり、飲食店やスーパーでも天然炭酸を取り扱っています。日本の軟水とは違い、硬水の炭酸水なのでミネラルを多く含みしっかりした味わいが特徴です。

食品添加物としての炭酸の4つの用途

炭酸は食品添加物としても利用されており、生活のさまざまな場面で役立っています。

1.炭酸ガス入り食品

炭酸ガス入り食品とは、主に炭酸飲料のことです。
コーラやサイダーなどのジュースから、ビールやシャンパンなどの発泡酒に使われています。炭酸を添加することで、酸味と清涼感のある口当たりになります。
発泡酒は製造途中の発酵段階で炭酸を発生しますが、その他にも味の調整などで、食品添加物の炭酸を添加することがあります。

2.食品の冷蔵保存・低温輸送

炭酸を固体にしたドライアイスは非常に低温なので、食品の冷蔵保存や低温輸送のときに間接的に食品に添加して使用されます。
固形炭酸が低温であることを利用して、魚肉練り製品などの製造過程で冷却剤として使われることもあります。

3.液化炭酸のガス圧

生ビールを大入り容器からジョッキに注ぐときは、液化炭酸のガス圧を利用したビールサーバーが使われています。1klのビールを注ぐのに、約10kgの液化炭酸が必要です。
その他にも液化炭酸はアーク溶接や、消火の際に使われることもあります。

4.食品保存

炭酸は米の密閉貯蔵や、ソーセージやハムなどの食肉加工食品の袋詰の際にも使われています。食品は酸化することで劣化してしまうので、二酸化炭素である炭酸を利用して密閉することで保存性の向上させています。
欧米では、野菜を新鮮に保存するために炭酸が使われるなど、食品保存としての炭酸の役割は広がりつつあります。

炭酸の効果は?

「炭酸水は体にいい」や「炭酸は美容に効果がある」などとよく言われていますが、実際にはどんな効果が期待できるのか具体的にご紹介します。

空腹感を満たしダイエットにつながる

炭酸水を300ml〜500ml飲むと、胃が炭酸ガスでふくらみ満腹感を得られることから、食前に飲んだり間食の代用として利用するとダイエットに効果的です。
同じ炭酸でもコーラやサイダーなどの炭酸飲料には、砂糖が多く含まれているためダイエットを目的に飲む場合には「炭酸水」を選ぶようにしましょう。

少量の炭酸には食欲増進効果がある

100ml程度の少量の炭酸水を飲むと、適度に胃腸が刺激されることから食欲増進効果があると言われています。
そのため、夏バテなどで食欲がないときは、食前に炭酸水を少量飲むと効果的です。
ダイエットのために炭酸水を飲む人は、飲む量によって逆効果になってしまうので、注意してくださいね。

血行を良くする

炭酸を飲むと、血管の中の二酸化炭素が多くなります。血液中の二酸化炭素の量が多いと、酸素を取り込む働きが大きくなり、それに伴って血流量もアップします。
炭酸水を飲み血行が良くなることで、血流不良よる肩こりなどの体調を改善する効果が期待できます。

炭酸飲料の刺激の理由

炭酸飲料は、口に含むとパチっと弾けるような刺激と爽快感が特徴ですよね。
この刺激は口の中の酵素と炭酸が反応することによって起こっています。
炭酸飲料の泡によってパチパチという刺激が与えられていると感じますが、実は炭酸そのものが反応して脳に刺激を送っているのです。
開封後時間がたつと刺激が弱まるのは、飲料に含まれる炭酸が減っているからです。

炭酸飲料が体に悪いと言われる理由

炭酸飲料はあまり体によくないというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
これは、コーラやサイダーなどの甘い炭酸飲料について当てはまります。
「炭酸」自体が悪者なのではなく、炭酸飲料に含まれる砂糖の量が問題視されているのです。
例えば甘い炭酸飲料は500mlで10〜16個分の角砂糖が使われています。砂糖などの糖をとりすぎると、肥満の原因になるのはもちろん、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になる危険性も高まってしまいまいます。
炭酸が飲みたいけれど健康面が気になる人は、炭酸水や糖質ゼロの炭酸飲料を飲むよう意識しましょう。

炭酸を上手に取り入れて健康的な生活を

炭酸とは簡単にいえば、水に溶けた二酸化炭素のことです。
しゅわしゅわとした刺激が嗜好品として人気なのはもちろん、健康面でも優れた効果が期待できます。
最近では家で簡単に炭酸を作れる機械もあるので、炭酸を上手に食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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